【評価/感想】アンリアルライフ
「それじゃあ、お話のつづきはまたあした」
(作中より)
良雰囲気ADVゲーム
eshop/2400円
85点/100点(筆者の参考プレイ時間6〜7時間)
レーベルという取り組みを飾る1作目に相応しい内容のゲームだと思いました
ストーリーは驚愕! という程ではありませんがちゃんと謎や驚きを提供してくれます
そして最も良かった点は雰囲気作りのために様々な工夫を凝らしていることです
没入感と雰囲気
今作で没入感を演出するための最大の工夫はHD振動でしょう
歩く感触や機械の動作が振動として伝わってくるのはもう当然として
(金属の上なのでカンカン鳴ります)
コントローラーから音が聞こえてくる…… なんてことすらあります
この取り組みは今作の怪しい雰囲気の演出にとてもマッチしていました
(実はあるイベントを少し暗示しているんですがネタバレなので言いません
ただし非常に気の利いたアイデアですのでイベント後にぜひ意図に気付いてもらいたいです)
不思議なほど手のひらの感覚に集中させられ
イベントシーンにもなるとコントローラーが震えているのか錯覚なのか分からないほど雰囲気に呑まれました(錯覚でした)
他にもバックログや回想をゲーム内に自然な形で搭載していたり
手に入れたアイテムが鞄の中で自然に収納されていたり
(ログは記憶を思い返すというテイになっている)
とにかくゲームを世界として完結させよう
という方向性の努力が雰囲気ゲーとして良かったです
ちょっと残念な点
ちょっとムービー面の演出がクドいなと感じる場面がありました
当然ストーリー性は高まるので好みもあるでしょうが
世界観を魅せるゲームであるなら自分の手で世界を歩き回るような感覚が欲しかったです
(1つ1つはとっても綺麗なんですけどね)
(ついでに言うとこの右下の赤色onは消させて欲しかった……)
あとは謎解き&アクションパートが少し没入感の妨げになっているでしょうか
もっとシンプルで簡単な方が雰囲気ゲーとしては良かったような気がします
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http://www.unreal-life.net/respect-list
この作者様が好きなゲーム一覧を見て「あーこれ好きだわ」ってのが複数あれば是非買いましょう
これがよく分かんなくてもゲームはPVの雰囲気そのままなので
PV見て気になったなら買って 逆に上のリンクのゲームとかもやりましょう
悲しくて優しい物語でした