コッペンのゲーム備忘録(主にswitch)

多分ゲームのレビューや感想をボロボロと垂れ流します

【評価/感想】ワールズエンドクラブ

「どんな試練襲っても ガンバレ組は最強! ガンバレ組は最高! ガンバレ組は不滅たぜ!」

(主題歌の一節 なんの表裏もないので逆にビックリしました)

 

打越臭薄めの全年齢向けADV

65点/100点

 

switchパッケージ版/5478円 eshop/4928円

参考プレイ時間 10.5時間f:id:koppenn:20210603155018j:image

 

打越氏といえばドギツいギャグと混迷極まり、どんでん返しのあるストーリーですが

今作ではそのどちらもほどほどに抑えられています

打越さん好きとしては「こんなもんか」ですが

全年齢向けになっているのは確かで家族と一緒に楽しめました

 

アニメを見ているような分かりやすさ

まず自分が感心したのは名前の覚えやすさです

関西弁のキャラ→関西

チビ女→チュー子

軽く差別を心配するくらい見た目に即した覚えやすいキャラが多く

12人も一気に出てくるのに名前が分からなくて困ることはありませんでした

 

またACTパート ストーリーパート 夜会話パートと場面ごとに細かく別れている上に

各パートのタイトルはその内容を要約したも

のばかりで

九州〜東京を移動するためイベントと地名を結びつけて覚えやすい

もう分かりやすいにも程があります

(後から見直すのも楽々です)
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内容も尖っていませんし プレイ時間も手頃で 見ているだけの場面がやや多い

ほぼアニメを遊んでいる感覚でプレイしていました

 

ゲームとしては微妙

第一の問題はアクションパートのクオリティの低さです

メンバーの1人1人が特殊な能力を持っており 固有のアクションを持っているのですが

今作はアクションに力を入れたものではないので当然扱いきることができません

「1つのマップに対して1人のキャラが出てきて1種類のギミックを配置(それもしごく簡単な)」

というプレイヤーが何の上達も、工夫もできない形になっているのです

ストーリーを読む間の箸休めと考えればぎりぎり許せるか といった程度です

(面白そうですか?)
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第二の悪い点は夜パートの会話の面倒臭さです

本筋と少し離れたキャラクターごとの会話を用意するのは

当然、キャラクターの魅力を演出する上で有効です

しかし夜パートになるたびに約10人分の会話を自分で選択して読むのははっきり言って面倒臭いです

(毎回毎回…… 多いわ!)
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直前にあった出来事に対する感想が主であり キャラの掘り下げにあまりなっていないことが多いのもそう感じる一因でしょうか

 

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今作には小学生レベルの下ネタが搭載されています

いつもの打越ギャグよりは遥かにマトモですが苦手な方は注意しましょう

(自分は割と好きです……)


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全体的に子供向けといった雰囲気ですが

ゲームに疲れた大人向けなのかもしれません

打越氏が誰でも楽しめるシナリオを書いたという点には価値があるように感じます

 

キャラクターの魅力はかなりあるので

キャラデザを見て気に入った人は買ってみたらいいと思います

あと小高氏と打越氏のファンは買え!