コッペンのゲーム備忘録(主にswitch)

多分ゲームのレビューや感想をボロボロと垂れ流します

【評価/感想】Return of the Obra Dinn 

「インド人水夫の待機所で感染したのでは?」

(自分の目を開いてくれた作中のセリフです)

 

足で稼ぐハードな推理ADV

 

eshop/2250円 PSstore/2250円 steam/2050円

筆者のクリアまでプレイ時間(10.5時間)

 

80点/100点

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全ての死体を調べ終わり、雨が甲板を叩き始めたとき

クソゲー?」とポツリ呟きました

しかしそこから我慢して事件を1から洗い直し、船上裁判の絵をジッと睨み、船員の関係に思いを馳せて……

いつの間にか本気になっていました

そんなゲームです

 

硬派

今作の目標は全ての死体の名前と死因を特定することです

しかし「全て」の情報を見終わった時点で大抵3〜12人しか死体の身元が確定しません(自分は6人でした)

船員は合計60人いることを考えるとゾッとする割合です

(死体はそこらじゅうに……)
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そしてここから最終盤まで、導線も何もありません 完全自力です

(最大のヒントがこれ)
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最初は本当に途方に暮れました

しかしここでグッと我慢するのが第一歩です

硬派だから最初はとっつきにくい……

でも余計なモノを削ぎ落とした硬派さは最初を乗り越えれば長所になるのです

 

 

Not理不尽

硬派と理不尽を履き違えていないのが今作を高評価たらしめている理由でしょう

(そういうゲーム多いよね!)

3名の情報が完全一致した時点で答え合わせが行われる このバランスがとても丁度良いです

(合ってるんだか間違ってるんだか分からない微妙なラインが良い)
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大雑把な目星がついた人物らに推定した名をハメて埋まれば正解ですし

埋まらなかったとしても何かが間違っていること自体が新たな情報になります(ちょっとズルい)

でもこのちょっとしたズルさがゲームを攻略する楽しさを生み出してもいるのです

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理不尽ではないと書きましたが少々不便すぎる傾向はあります

死体を巡って何度も場面を見るのはどうしてもやらせたかったのでしょうが正直面倒です

本から場面にワープさせて欲しかったです

 

 

俺は頭使うの好きだぜ! という人はぜひ買って頭をぶん殴られましょう

面白いらしいからやってみたい! という人は…… 覚悟してから買いましょう